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2017年11月06日

ドライアジサイをプリザーブド風加工

庭に咲いていたアジサイをプリザーブド風に加工しようという記事です。
もう3回目くらいになるかと思うのですが
生徒さんたちの中で、何度トライしても出来ない!と言う方もいるので
もう一度説明することにしました。

2年前に掲載した記事も併せてお読み下さい。
多少行程が違ってるかも知れないけど 
(^_^;) ←もしもし 

【材料 ドライアジサイ】
(アジサイ・アナベル・カシワバアジサイ等)
秋に肉厚になったアジサイを干してカラカラになったのを使います。
寒くなって水色から緑へ変色したり、赤紫に変色した頃が採取のベスト
干しておくと1日でドライになります。
アナベルは夏の白から緑に変わったところがベスト
干してクシャっとしたのは使えません。

【脱色・染色の材料と道具】
キッチン用漂白剤(100均可) グリセリン(薬局で購入)
100均のプリンター用補充インク(シアン・イエロー・マゼンダ)
1~2リットル広口容器・チャック付きポリ袋Lサイズ
ボール&ザル 新聞紙 割り箸 エプロン
漂白剤や染色には割り箸を使います、またはポリ手袋を使ったり。
作業は必ずエプロンをしましょう。

【下準備】
ドライアジサイを水に漬けておいて、柔らかく戻しておきます
(広口容器に詰め込んでいくので崩れないようにです)

広口容器にアジサイを詰めて水をこの容器の肩ぐらいまで入れ
後はキッチン用漂白剤を容器いっぱいになるまで入れました。
かき混ぜません!このままにして置きます。



たぶんキッチン用漂白剤は約5倍に薄めて使ったことになるかと
今回は月曜日の夕方からスタートです。



火曜日の夕方、退社時間ですね (^o^)
この段階では下の方がうっすらと白くなってきました。
でも、まだ中はかき混ぜません。



水曜の午前中頃かな
下半分くらいが白くなりました。
ここで中のアジサイを取り出し、上下を入れ替えます。
上に白いアジサイが来るようにします。
この容器で言えば、ちょうど肩のあたりくらいまで液が減りますので
またキッチン用漂白剤をいっぱいになるまで足してあげます。
この時も中はかき混ぜません!
(夜中に白くなるんですよ・きっと小人さんが出てきて白くしてくれるのかも)



木曜の午前中頃になると全体が白っぽくなりますが
まだまだ真っ白とは言えないので、このまま続投です。
そしてかき混ぜません!
黒く見えるのは茎や葉が混ざって入ってるところです。



たぶん金曜日の午前中頃だと(笑)
良い感じに真っ白になりました、丸い印のところが葉のところでした
この部分も前日と比べると白くなりましたね。

もう取り出しましょう。



実は2瓶で作ってました。
中を取りだしてみると、中には白くなりきってないのもあります。
白くなったのを取り出して、ボールの水に漬けておきます
まだ色が付いてるのは容器に戻して脱色を続けます。
脱色液をかき混ぜて泡が出るならそのまま使います。
泡も出なかったり、茶色になっていたら漂白能力が足りないので
キッチン用漂白剤を足してあげます。
残りも半日~1日置くと真っ白になり、先に取り出したのと一緒に
ボールの水でサラサラと洗剤分を落とします。

【染色】



袋に直接プリンター液を入れて調色し
グリセリン液をキャップに1~3杯ほど入れます
(大きな房4輪くらいの染色で3杯・2輪なら2杯位かな)
水で薄めません。アジサイが含んでる水分で充分です。




ザルで水気を切ったアジサイを入れてチャックを閉め
上下を返しながら全体に色を回します。
このまま袋を寝かせて2~3日



途中で1日1回くらいはひっくり返して、染色液を回してあげます。
(日曜なのに会社に来てひっくり返しました)



まる1週間経ちました。
染色液はすっぱり捨てましょう!
ザルに上げて、ボールでサラサラと2~3回水を変えて洗います。
しつこいですがサラサラですからね(^_-)-☆

【乾燥】



新聞紙を5枚くらい重ねて、染色したアジサイを広げて乾かします。
実はグリーンとブルーにも染色してました。
午前中に作業開始しましたので、退社時間の時に1度ひっくり返しています。



乾燥開始から丸1日以上過ぎました
天気も良かったのでほぼ乾燥終了です。


※ 脱色・染色・乾燥の時間は材料の種類によっても差が出てきます。
  アナベルのように薄い素材は時間も短く
  大きなアルプスアジサイなどは肉厚な素材は時間も掛かります。


【生徒さんから寄せられた失敗例】
・ドライにするとシワクチャになってしまう ←夏に採取したからです
・漂白剤なら何でも良いと思って洗濯用のを使ったけど白くならなかった。
・面倒なので原液で漂白して、ちょっと出かけてたら溶けてしまった。
・出来上がりがベタベタする。 ←グリセリンの入れ過ぎです。
・出来上がったけど、石鹸に色が移る ←最後の濯ぎが足りない
・洗ったら色が全部落ちた。 ←染色液に1日しか漬けてないから
・染色したのに出来上がりが全然色が付かない。←水洗いし過ぎ
・出来上がりがカラカラになってしまった。←これも洗い過ぎ
・手に色がついて、洗っても取れない。←素手でするからです
・着ていた服の色が取れた・汚れた。 ←エプロンして下さい

などなど・・・・です。
殆どの場合、説明を良く読んでいないか
面倒で「まっいいっか」で行程をすっ飛ばして失敗してるパターンです。
しつこいくらいにキッチン用漂白剤って言ってるのに~(T_T)
手に色がつくなんて・・・・・もう論外のクレームですってば(T_T)

でもでも 失敗しながら成功まで持っていけば
正しい行程は忘れることはないと思うので
失敗して成功しましょう。

いきなり成功すると次は失敗しますよ~(^_-)-☆

では 収穫してドライにしたアジサイ加工 頑張って下さいね


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Posted by 山羊 at 18:22Comments(0)花材作り・アジサイ