硬くなった石鹸の再生~もう怖くない!

山羊

2011年08月23日 22:46

最後の※印部分を付けたし更新(2011/09/01)


硬くなった石鹸を柔らかく再生する方法に何度かトライしてきましたが
時間がかかるのはめんどくさいし、水分を均等にするのもめんどい ←おいおい

と言うわけで、アレさえあれば絶対短時間で水分も均等に行き渡るハズ!
って道具がやっと手元に来ましたので実行してみました。

では 材料です。

乾燥して硬くなった石鹸・リードクッキングペーパー・そして「これ」 ←レッツクリック



まず硬くなった石鹸。 香りや色で処分出来ずにいた石鹸たちです。
① ラックスのマーブルの石鹸 ローズの香り2年前の
② マックスのハーバルバレー グリーン寄りの水色が好き 4年前の
③ マックスのハーバルバレー ローズウッドの香りでパープル色 4年前の
④ ペリカンの水色石鹸 ギフト用ので白い石鹸とセットでした。2年前の

どれもカリカリに乾燥して・・・・るハズでしたが
なんと②のマックスの水色が密閉袋に入れていたら乾燥気味程度でした。
(箱買いしてすぐに小分けし密閉してたのだ)

(1)水分を吸収しやすいように石鹸の表面を一皮削ります。
(2)リードクッキングペーパー(不織布ならどれでも)に水を含ませ、軽く絞る
   (乾燥気味の石鹸ならギュっと、完全に乾燥してる石鹸ならしたたる位)
(3)クッキングペーパーで石鹸をくるみます。上の方を厚めにくるんだ方が良いです。



(4)ポリパックに入れて真空パックします。このまま放置。

※ 画像の真空パックは「AirLock ( エアラック ) 真空バルブ付きジッパー保存袋」と言う製品
  生協のカタログでお試し価格500円でした。
  貝印の方が安定供給という目でみるとお薦めです。
  


24時間たったところで様子を見てみました。  ←待ちきれなくてウズウズ
もうクッキングペーパーが乾燥してるような感じです。
一番乾燥してたマックスのハーバルバレーパープルを取り出しまして
石鹸の合わせ目のところを横からナイフを刺してみました。
ナイフは7㎜位のところまで刺さりました。
上部の中心から竹串を刺してみたら1㎝程スーっと入りました。
でもそれ以上はカツッと当たった感じがしたので、またペーパーに包んで真空パック。

※ 画像は紙のクッキングペーパーを使用してますが、コレはダメです。
  剥がす時に張り付いて破けてしまうので、リード(不織布)がお薦めです。  



結局なんやかんやで1週間も放置してたのを取り出してカービングしてみました。
一番乾燥していたマックスのハーバルバレーのパープルです。
最初に表面を削った段階でガリガリを通り越して、粉の状態で削れたものです。
中間で竹串やナイフを試しで刺してるのでそのキズを避けるように彫ってますが
彫れるまでに再生出来ました!!

ただし・・・石鹸の質としては、やや根性無しです。粘りがやや足りない感じ。

勝手な考えですが、石鹸の乾燥は水分だけではなく、粘りに関した成分も飛ぶのではないでしょうか。
それでもそこそこ彫れるので、この真空パックはお薦めです。

この真空パックさえあれば石鹸の硬さももう怖くありません。

※ 石鹸の大きさや厚みで水分量や放置時間も変わってきますので
  そこら辺は自分で確かめながら再生に挑んで下さい。
※ 表面のベタつきが気になるようでしたら、1時間ほど出しっぱなしにしておけば良いです。
※ 柔らかすぎになってしまった場合も1時間~半日ほど干して調整して下さい。
※ 製造上で出来る石鹸の合わせ目がシビアな石鹸を干すと合わせ目が開く事があります。
※ 変色しやすい石鹸は、再生後に加速して変色してしまう事もあります。
※ 切り出しに使用する場合、石鹸を支える指の力加減が苦手な人はお勧め出来ません。
※ どうしても切り出しに挑戦したい時は、土台を作って少し乾燥させた後に作業を始めます。
※ 再生した石鹸を販売したり作品作製して販売する場合は自己責任でお願いします。

※ 真空パック一式を買ったけど石鹸を再生出来なかった場合は、浅漬けにも使えますので。
※ 再生に失敗したら山羊を恨まず「失敗は成功のもと」と思って成功するまで挑戦して下さい。
※ 他力本願は大好きですが、されるのはイヤよ。

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