さぽろぐ

暮らし・住まい  |その他北海道

ログインヘルプ


2009年01月19日

硬くなった石鹸を柔らかくする方法 その3

スライムによる水分補給は、石鹸の中心部まで達する事は出来ませんでした
漬け込む時間を長く持っても、水分は表面ばかりに集まりドロドロと化す事でしょう

そこで、ゴルゴ13のCMでひらめいた事
ゴルゴは口を開けずにガムを噛んでいました

そう・・・閉じる・・・閉じこめる です



せっかく含んだ水分をドロドロのままにせず
中に浸透させれば良いのではないか?
中心部へ浸透した分、表面のドロドロは幾分か解消されるのでは?

さて 水分を中まで浸透させる為にはどうするか・・・・

キュウリの浅漬けを想像して下さい
短時間で中まで漬けるのには、容器の中を真空にしたり
またはポリ袋の中の空気をしっかり抜いて漬けると短時間で出来上がります

これを石鹸に応用してみてはどうでしょう

では さっそく・・・・・

スライムで水分を含ませた石鹸をラップできっちり包み
真空パック専用の袋に入れ、真空引きの機械でシールします
少し前によく通販TVで紹介してた あの機械です

しかし・・・・我が家にはそんな便利な物はありません

バキッ!!( -_-)=○()゜O゜)アウッ!

なので、チャック付きの冷凍保存用袋にラップをした石鹸を入れ
空気をしっかり抜きます

抜いて・・・・これだけでは空気がぴったり抜けないので
布団収納袋の要領で袋にストローを差し込み、残った空気を吸い出してみました

スゥーーーーーーーーーーー

うっ ゲホ ゲホ ゲホ ゼィゼィ 


ふぅ・・ひどい目に遭いました
石鹸の香りとよどんだ空気を思いっきり吸い込んでしまいました
わたくし たぶん バカです (ーー;)

仕方ないので袋の余白をたたみ、最大限に空気を抜いてチャックを閉じ
この状態で2日間放置してみました

石鹸のラップを取り除いてみると、表面のドロドロ感がかなり落ち着いた質感に変わりました

硬くなった石鹸を柔らかくする方法 その3

左がラップをして袋にいれ2日間置き、端から2ミリのところをカットしたところ
右側はカリカリ状態の元になった石鹸です
まず二つの石鹸の色を比べてみてください
水分を含んでブヨブヨ状態の時はくっきりと白っぽくなりましたが
今度は白っぽさが見た目にも引き締まったように見えます
カットした断面もひびはありません 比較的しっとりしています

硬くなった石鹸を柔らかくする方法 その3

こちらは緑茶石鹸を同様に2ミリのところでカットし
更にカービングナイフで薄くスライスしてみました
石鹸がしっとりとしているのが分かるでしょうか

ラップに包み、袋に入れて空気を抜いて浸透させる
さて これは 有効か?

石鹸の一番厚い部分をカットして見たところ、まだ芯が残ったように硬く
レモン石鹸に至っては中心部のカリカリ部分は小さくはなっていましたが
確実にまだ残っています
この段階では浅~中彫りのレリーフにしか使えません

スライムによる水分2日間 空気抜きで中まで浸透させる2日間
2日間+2日間では、まだ中途に思います
4日間+4日間、または4日間+10日間を確かめる価値はあると思います

それでは、実験はまだ続行という事で
もう2週間ほど後に、その4として報告したいと思います


その3までの まとめ

☆乾燥が進んだ石鹸ほど、レンジでチンは無効である

★乾燥した石鹸に保湿 水分を補給する
 方法 スライムに漬け込む または別の方法で(濡れティシュ・浴室)

★保湿した石鹸に水分を浸透
 方法 ラップにぴっちり包み、袋に入れて空気をしっかり抜く(脱気して密閉)


いかがでしょうか 私と一緒に、その4へ繋がる実験をしてみませんか?

あなたにおススメの記事

同じカテゴリー(硬くなった石鹸を再生(カービング用石鹸))の記事画像
固くて彫れない石鹸はソープバスケットに
硬くなった石鹸の再生~もう怖くない!
硬くなった石鹸を柔らかくする方法 その4
その4・・・ちょっとその前に
硬くなった石鹸を柔らかくする方法 その2
 固くて彫れない石鹸はソープバスケットに (2018-09-19 17:22)
 硬くなった石鹸の再生~もう怖くない! (2011-08-23 22:46)
 硬くなった石鹸を柔らかくする方法 その4 (2009-01-31 12:42)
 その4・・・ちょっとその前に (2009-01-24 16:24)
 硬くなった石鹸を柔らかくする方法 その2 (2009-01-18 19:13)
 硬くなった石鹸を柔らかくする方法 その1 (2009-01-17 21:40)

この記事へのコメント
山羊さま

楽しすぎる~~笑・・爆笑!!!

こんな実験教室が近くにあれば、
絶対、子供を通わせますぅ←子供ですか?

こんな理科の先生がいたら、
日本はノーベル賞だらけかも・・・笑

とか、言いながら、スライムより、ガムはどう?
なんて、ふと本気で考えてしまう
私も、たぶん、ばか・・・

透明のグリセリン石鹸と、一緒に
缶箱にいれて置くと、乾燥しない
のは、気のせいかしら?
Posted by スノー at 2009年01月20日 11:45
>スノーさん

ガムですか?ガムで包むの?
それは噛むガムをさすのでしょうか
石鹸包むのに何回クチャクチャするんだ~ って
それはキサンタンガムの類ですよね そうだと言って~ (笑)

私もスライムの洗濯糊とホウ砂の飽和水溶液には抵抗があったので
化粧品グレードのジェルパックをキサンタンガムで作るのはどうかと思ってた
問題は何処までプルプルに作れるかと・・・うーむ

グリセリンは保湿効果というか、空気中の水分まで集めてくるのであり得るかも
水とグリセリンを混ぜて石鹸にスブレーしたら良いかとも思ってやったら
一月後には白い石鹸がベージュになった経験有りです←いろんな事してるのよ
Posted by 山羊 at 2009年01月20日 13:08
おはようございます。
わっ、すごい!
山羊さんのこの探究心、熱心さに脱帽です。
なんだか、学生の頃の研究発表を見ているような、
すごいなぁ!!
それにしても、ご自分で手づくりで石鹸を作られるほどですから、
石鹸を知りつくしているからこそ!なのですね。
山羊さんの奮闘ぶり、間近で拝見したいものです。
(いや、遠いのが残念~~)
奮闘その4を楽しみにしています。
Posted by ぴよ at 2009年01月21日 08:17
>ぴよさん

実は・・・まだ語り足りなくて 気持ちがむくむくしてます (笑)

「その4 その前に」 なんて書いてしまうかも~
って もう下書きがしてあったりして・・ (∩_∩)ゞ
Posted by 山羊 at 2009年01月21日 18:48